《川越アーツ&クラフツのこれから》

連続トークセッション第4回『アプリュス芝園スタジオの取り組み』

講師/髙田 純嗣さん 金工作家 アプリュス芝園スタジオ代表

   奥村 拓郎さん 木彫作家 芝園スタジオ主査

   水野 忠之さん オープンスタジオ担当

 

今回は、川口より、廃校になった旧芝園中学校を利用して共同アトリエを運営している「アプリュス芝園スタジオ」より、代表の髙田さん、アートツァーやオープンスタジオ担当の水野さん、WC担当の奥村さんにお出でいただき、お話しをお聞きしました。

 

「一般社団法人アプリュス」とは、「A(アート)+」新しいアートを見出すと言うビジョン。「アートを生み出す場所をつくること」「アートを通した交流をはかること」を目的として活動しています。
2008年より荒川区より始まったシェアスタジオの活動は移転を経て現在は朝霞市と川口市にあります。

 

「アプリュス芝園スタジオ」の開設は、2013年、アーティスト募集は2014年より。2015年からは、美大卒業生支援事業を開始。現在は40名のアーティストが居ます。
廃校とは言え、公共施設の利用となるので様々な制約がありますが、工作機械を設置したシェアスタジオやレジデンスの存在はめずらしいそうです。
地域との交流を考え、オープンスタジオやワークショップ、マルシェなどを開催したところ、地域の企業や公民館、近くのUR団地からのワークショップの依頼が増えて2016年からは、地域の小学校との共同企画で授業の一環としてのワークショップを開催しています。
アート拠点の様々な活動を通して生まれたつながりが、またそれぞれに地域の企業、商店街、小学校や団地との交流を生み出していく場となっています。